堆朱のふじい<藤井漆工株式会社>村上木彫堆朱とは/堆朱のふじい

村上木彫り堆朱とは

村上木彫堆朱とは < Home

村上木彫堆朱とは

村上木彫堆朱は、木地に彫刻をし漆を塗り重ねる漆器です。

彫り職人

 堆朱には、漆を幾重にも塗り重ねるという意味があります。
堆朱は中国の唐の時代に始まった技法で鎌倉時代に日本(京都)に伝わりました。
古くから天然漆の生産地として知られた村上地方へは約600年前京都から寺院建築に来た漆工が伝えたと言われています。
その後、歴代藩主がこれを奨励し、江戸詰めの藩士が名工に彫刻を習いそれが藩内に広がり、やがてそれが町方の職人にも伝わったと言われています。
 江戸時代中期には、木彫と漆技法とを合わせた現在の木彫堆朱の基礎ができました。
 また漆や材木が近隣の山で採れ、日本海側特有の湿度の高い気候など・・自然、気候風土に恵まれて、漆器つくりの適地だったことも幸いし今日に至っております。
職人たちも受け継いだ技を守り、常に創意工夫、技術の研鑽に励みその落ち着た高雅な魅力を変えることなく・・
時代の感覚に調和した製品つくりを心がけております。

作業工程~堆朱ができるまで

各工程の写真

 村上木彫堆朱は江戸時代から続く技法はほとんど変らずすべての工程が手作業です。
 村上木彫り堆朱は、木地師→彫師→塗師の3部門の分業でひとつの品を製作します。
ちなみに三部門に職人がいるのは弊社だけです。 ですから特別注文や高価な品もすべての面で責任を負えます。 末永くお使い頂く品ですので、弊社の品に限っては修理・塗り直しなどもお受け致します。 お気軽にご相談下さい。

1【木地】:
形を作る(木地師)
2【図案書き】:
下絵を書く
3【木彫】:
彫刻刀で彫る(手彫)
4【とくさがけ】:
彫刻した角を紙やすりでなめらかにする
5【下摺り込み】:
漆に弁柄を混ぜたものを塗る
(木固め)
6【錆付け】:
漆にとの粉をまぜ、無地部分に塗る
7【錆び研ぎ】:
木地が平らになるように錆びを研ぐ
8【中塗り】:
上塗りが良く仕上がるように塗る
9【中塗研ぎ】:
表面が平らになるように研ぐ
10 【上塗り】:
朱の漆を塗る
11 【艶消し】:
炭などで研磨し、刷毛に炭粉をつけ艶を消す
12 【毛彫】:
花や葉の筋など細かい彫を施す(彫師)
13 【上摺り込み】:
全体に漆を摺り込む
完成